北海道の先住民・アイヌ民族
アイヌ民族は、北海道に住む先住民族で、もともとは東北から北海道に渡った蝦夷(えみし)に源流があるといわれています。自然をカムイという全てのものは生きているという精神の下、昔は主に狩猟や農耕で生計を立てていましたが、現在のアイヌ民族は観光や民芸品の制作にも力を入れています。戦国期には武田信広が北海道へ侵攻して、アイヌ民族の首長を殺し、松前藩を築きました。松前藩は、主にアイヌとの交易をしていましたが、和人との差別や軋轢などを生み、争いが耐えなかったようです。一時期は押さえつけられ、厳しい時代をすごしたアイヌの文化も、近代では見直されるようになり、第二次世界大戦後は学術的にもアイヌ文化が見直され、アイヌ語を翻訳し、ユーカラと呼ばれる口承伝を翻訳・発表する学者たちも出てきました。現代では、積極的にアイヌの儀式を執り行ったり、保存会が作られたりして、アイヌ文化を広めようという動きが、北海道全体で高まっています。またアイヌコタンの人々も、観光地として、積極的に外部に自分たちの文化を公開しています。アイヌ古式舞踊は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
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